序章
リモートビューイングとは何か。

リモートビューイング…聞き慣れぬ言葉に思わず「子供電話相談室」電話してしまった人もいるだろう。父親に「リモートビューイング」ってなに?と電話をしてしまった人もいるかもしれない。あまつさえその電話で「お前なぁ、いい大人なんだから、そんなことにうつつを抜かしてないで、早く嫁さんでも見つけてだな…」と説教を喰らった人もいるかもしれぬ。だが、そのような努力は徒労に終わる。今ここにリモートビューイングの権威が、その説明をするのだから。

RV(リモートビューイング)とは一種の超能力、ESP(超感覚知覚)の一種である。「ちょうかんかくちかく」をふつうに漢字変換すると「朝刊書く近く」となるが、リモートビューイングと朝刊はなんの関係もない。このことは読者にもおわかりいただけるだろう。リモートビューイングとは一般的にいうところの「透視」である。

日本では「千里眼」とか「天眼通」という表現があるように、リモートビューイングは昔からよく知られた超能力で、スウェーデンの哲学科学者スウェーデンボリが体験し、ドイツの高名な羊飼いイマヌエル・カントに記録されたケースが有名だ。

1760年、スウェーデンボリがイエーティーボリで散歩中、「透視」して500km以上離れたストックホルムの自宅でフライドポテトが焦げている臭いを感じた。このことを友人のイエーティーボリ市長に告げると、市長はポテトを侮辱した罪でスウェーデンボリを投獄した。翌日、王家の使者が到着して、スウェーデンボリがポテトを昔から嫌っていることを告発した。スウェーデンボリは、ポテトを市民から投げつけられたあげく、ポテトサラダ埋められその短い生涯を終えた。

そもそも彼はホームレスでストックホルムに家など持っていなかったのだ。彼の墓は今でもジャガイモに埋め尽くされている。余談だが、ユリ・ゲラー等、現代の超能力者ジャガイモ嫌いなのはこの事件による心的ストレスが原因であると言われている。ゲラーはジャガイモのそばでは超能力が発揮できないとして、ジャガイモのない世界を目指して精神修行を積んでいる。

 リモートビューイングの実験では、透視者は常にモニターされている、これはリモートビューイングによって得られた情報の客観性を保つために必要な手順である。詳細は退屈なので省くが、この手順によって得られた情報の確度は極めて高く、米国軍の情報ランク付けによると、かの東京スポーツ新聞と同等のEEE(問題外)のランクをうけている。東京スポーツ新聞が東京で最もポピュラーな新聞であることを考えれば、リモートビューイングが軍に重要視されているかおわかりいただけるだろう。

 だが、しかし、このような信頼性の裏付けがあったとしてもなお、リモートビューイングのもたらすビジョンは強烈である。

 読者よ。あえて言おう。常識を捨てよ。と。

常識を捨てなければ見えないものがこの世にはあるのだ。常識を捨てたとき、貴方はピンクの象や小さな大名行列やお魚を加えたドラ猫。そして何よりも、入れ墨を背負った小指のない可愛い妖精の姿が見えてくる。それらのビジョンの美しさは、何にも代え難い。病院に直行くらい、大した問題ではないのではなかろうか?

 さて、そろそろ、時間だ。
 貴方を真実の航海へと誘おう。
 良い船旅を。

 ボン・ボヤージュ!

Dr.D 
(東京大学超々々々心理学教授)


実験1

 

 

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