嘘書籍探訪
※注意事項!
当「嘘書籍探訪」はネタでなく単に実在する書籍の書評(というかオススメ文)です。
『序』

当サイト「Dの嘘」は『嘘』を扱うページである。

しかし、落ち着いて考えれば、この世の中の創作のほとんどは嘘であるわけで、いまさら、「我こそ嘘の担い手なり」「嘘とは斯くあるべし」と拳を突き上げても空しさがつのるばかりだ。

だが、それでも、この世には「素晴らしい嘘」と表現せざるをえない書物で満ちている。この「嘘書籍探訪」では、そういった素晴らしい嘘の書物をご紹介していく。

ここで紹介する書物は、色々と素晴らしいのだが、売上が厳しく、入手が難しい本も多い。はっきり言ってこういう本はろくに売れないのだ。

 だから、このページの評を読んで、気に入ったら是非、入手可能なうちに購入しておいてほしい。そうやって売上を地道に伸ばすことこそ、新たな嘘書籍を世に出す原動力となるのだから。

 そして、皆様が「これは良い!」と思われる嘘書籍があれば、是非、嘘書籍相互連絡掲示板で教えていただきたい。嘘書籍がなんであるかは皆様にお任せする。笑える本だとものすごぅくありがたい。ここは一つ互助の精神でお願いいたします。

『嘘書籍探訪ダイジェスト』
このコーナーはとにかく文書量が多くなってしまうので、読むのが面倒くさい。そこでこのコーナーに書いてあること、書く予定のことを簡単にまとめてみました。 ここさえ読めば後は読まなくても大丈夫です。

さて、ナンセンスコメディやらパロディやら…を楽しもうと思った場合、劇作家・別役実の存在抜きには語れまい。「づくし系」と言われる「虫づくし」「けものづくし」「もののけづくし」「道具づくし」「魚づくし」「鳥づくし」…いや、これはもう本当にオススメ。ただ、「鳥」「魚」「もののけ」「道具」なんかは分かりにくいので、初心者には「虫づくし」がオススメ。「虫づくし」を座右の書としている作家は結構いるとかいないとか。

 単純に「笑いたい!」と思った場合にはウディ・アレンの短編が良い。でもどれも手に入りにくいです。かろうじて「羽根むしられて」がなんとか手に入るかも…と言った感じ。っていうか「これでおあいこ」のハードカバーがあったら私に売ってください。嘘系ページのルーツともなった本なので、その手のページが好きな人なんかにはとてもオススメ。

 それと、レトロな奇想が好きなお洒落さんにはクラフト・エヴィング商會がオススメ。笑いと言う観点からはそれほどでもないが、とにかく丁寧な作りの本なので、安心してノスタルジック幻想に浸れるノスタルジックドラッグだ。

 また、あまり知られていないが、「卓越した心理療法家のための参考書」は大変に面白い。嘘アカデミックは歴史あるジャンルだが、その白眉と言えるアンソロジーである。

 よりハードな嘘をお好みの方にはスタニスワフ・レムの「完全な真空」「虚数」あたりをオススメする。前者は存在しない書物の批評、後者は存在しない書物の序章、いずれも歴史的に繰り返されてきたアプローチではあるが、そのハードぶりはかなりのものだと思う。

 橋本治のただただデタラメな占星術書「アストロモモンガ」などもデタラメ好きにはいいだろう。人間がならべられるデタラメの極地の一つかもしれない。

 これらの本について、より詳しく知りたいと思った奇特な方はレビューを読んでいただいて、もし可能であれば、気になった書籍を購入していただきたい。

 

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